相談員ブログ
2015年06月01日
まずは戸籍集めから…
名駅相談室の五藤です。
相続の手続きは、まず戸籍を揃えるところから始まります。
亡くなった方については、出生から死亡までの戸籍を集めてきて、そこに書かれている内容をすべて読み解き、相続人は誰になるのかを見ていきます。
親しい家族が亡くなっての相続の場合だと、相続人は自分達だけで間違いないと自信を持っておられる方がほとんどですが、私達が今までたくさんの相続のお手伝いをさせていただいている中で、いざ戸籍を集めてみると、ご家族が知らないところで隠し子がいたということも稀に出てきます。他にも、自分は相続人だと思っていたのに、実際は相続人ではなかったということもありました。
もし、ここの部分の調査が不十分なままで遺産の分け方を決め、後から相続人がもう1人でてきたとなると、また振り出しに戻って、やり直しになってしまいます。相続人調査は、相続手続きの第一歩となるのです。
私たちは普段の業務の中で、たくさんの役所をめぐり、数多くの戸籍を見ています。
戸籍を見ていて面白いのが、市区町村によって戸籍のデザインが異なっていること。
先日も鳥取県の戸籍を見ていたとき、戸籍全体に波打ったような模様が入っており、戸籍自体の色もオレンジということもあり、木目なのかなと思っていたら、端にラクダの絵が書いてあるのを発見し、「なるほど、砂丘か!」と少し盛り上がっていました。
あとは、戸籍にゆるキャラが載っているのも、よく見ます。お陰様で、少しゆるキャラにも詳しくなった気がします。
戸籍ではないですが、最近だと住民票も凝ったデザインのものがでているようです。
少し調べてみたら、調布市役所では目玉おやじが、多摩市役所ではハローキティの絵柄が入ったものが発行されているようです。期間限定だったようですが、川崎市役所ではドラえもんのすかしが入ったものもあったとのこと。
他にも調べてみたら、いろいろありそうですね。
見ていて楽しいデザインだと、戸籍収集も楽しくなりそうです。
あ、長々と書いていますが肝心の相続人の確認もしっかりしているのでご安心くださいね!