相談員ブログ
2015年04月16日
安心感と利便性
岡崎相談室の吉元です。
最近の岡崎は、春らしい不安定なお天気が続きます。
相続のお手続きの際には、お客様の大切な書類を持ち歩くので雨には降られたくないものです。
ところで皆さん、銀行でこんなポスターを見かけたことはありませんか?
『犯罪収益移転防止法』とは・・・
金融機関がマネーロンダリングなどの犯罪に利用されることを防ぐために施行された法律で、以前は『本人確認法』と呼ばれていました。
本人確認法は、現在廃止されていますが、今でも本人確認法という呼び方をしている方は多くいらっしゃいます。
銀行で10万円以上の送金をするときに、免許証の提示等、本人確認をされた経験はありませんか?
古くから付き合いのある銀行で、急に本人確認を要求され不快に感じた、とおっしゃる方もいらっしゃいますが、実はその背景には、安全な社会実現のための法律があるのです。
しかし、実際に相続の現場にいる私たちからすると、異常なリスク回避や、口先で本人確認を謳っているものの、その実、全く整合性の取れないルールや要求・・・こういったものがはびこっているように思えます。
お客様の立場で仕事をしている私たちからすると、安心感と利便性のどちらも大切で、バランスが取れているべきだと感じます。
だんだんと厳しくなってきている本人確認や個人情報の保護といった内部規定や社内ルールも、お客様を大切に思う気持ちがなくては意味のないものになってしまいます。
私たちはお客様の安心を創造するために、これからもお客様とともに歩んでいきます。